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建材も殺虫剤もMSDSをチェック!-3 [建材・素材など]

家庭用、ガーデニング用ということで、
普通に使われている殺虫剤(防虫剤)でも、
農薬と同じ成分を含んでいるので、
使用方法については、十分に注意する必要があると思います。

一般的に使われているガーデニング用薬剤の成分を調べてみました。

成分[ここから転載]
アレスリン・・・0.19%
TPN(テトラクロロイソフタロニトリル)・・・0.60%
有機溶剤、界面活性剤、噴射剤等・・・99.21%

注意事項
※本剤及びアレスリン、TPNを含む農薬の総使用回数の制限は
設定されていません。[ここまで]

因みに、Wikipediaを見ると、
「アレスリン類は初めて合成されたピレスロイドである」
だから、ピレスロイド系の農薬です。

TPNは、殺菌剤、防かび剤、防汚剤で、
MSDSが下記ページで見られます。
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/cas-1897-45-6.html

気にしたいのは「危険有害性情報」です。
[ここから転載]
吸入すると生命に危険。
重篤な眼への刺激。
アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ。
発がんのおそれの疑い。
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い。
水生生物に非常に強い毒性。
長期的影響により水生生物に非常に強い毒性。
[ここまで]

それから成分に有機溶剤が入っているので、
とりあえず化学物質過敏症である私は、
使用中・使用後しばらくの間は近づきたくない製品です。

農薬の使用については、文部科学省に記述があります。
[改訂版]学校環境衛生管理マニュアル
「学校環境衛生基準」の理論と実践(平成21年4月から施行)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1292482.htm

住宅地等における農薬使用について(P204)
第3章 参考資料
プールの安全標準指針、住宅地等における農薬使用について

【 住宅地等における農薬使用について 】
公布日:平成19年01月31日 18消安第11607号 環水大土発第070131001号

それよりも新しい内容が以下のページに記載されています。
農薬飛散による被害の発生を防ぐために
http://www.env.go.jp/water/noyaku/hisan_risk/leaflet1.html

住宅地等における農薬使用について
公布日:平成25年04月26日 25消安第175号 環水大土発第1304261号

家庭用品であっても、成分に気を付けること、
使用上の注意を熟読して納得することが重要だと思います。
そして「農薬」とは、どういうものであるか、
人や環境への影響を理解することも大事だと思います。

人通りがある道のすぐそばで、
防毒マスク着用で農薬を撒く場合、
たまたま近くを通った人が、
農薬を吸う可能性があると思うのですが・・・。

初出:2014-10-23

※SDSは平成23年度(2011年度)までは、
「MSDS (Material Safety Data Sheet : 化学物質等安全データシート)」と呼ばれていました。
2016年現在でもMSDSで検索がヒットする場合が多いです。

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