建材も殺虫剤もMSDSをチェック!-2 [建材・素材など]
建物を新築する場合、シックハウス対策で、
確認申請時に書類審査されるのはホルムアルデヒドですが、
竣工時に空気質調査を実施することは少ないようです。(※1)
それから、防カビ剤や殺虫剤・農薬などの微量物質については、
空気質調査でも測定することが難しいです。
(指針値が微量である=毒性が高いと理解しています)
だから、建材を選定する時に、
MSDS(製品安全データシート)を調べます。
先日竣工した建物で使用した建材のMSDSは、
A4サイズのコピー用紙で印刷したら、
厚さが5センチ近くになりました。
(一部両面印刷、紙は坪量/約64g/平米、厚み/約0.090mm程度)
でも、記載されている内容には限度があるので、
疑問に思った点については、メーカーに問い合わせます。
でもでも、メーカーに問い合わせても詳細不明の場合、
例えば、防カビ剤の薬品名がわからない場合には、
防カビ剤不使用の製品を探します。
参考ですが、
文部科学省では、カビの化学的制御について、
以下のページで見ることができます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/002.htm
3-6 カビの制御方法
2)化学的制御
1.エチレンオキサイド
2.メチルブロマイド
3.エチルアルコール
4.プロピルアルコール、イソプロピルアルコール
5.ホルムアルデヒド、ホルマリン
6.グルタルアルデヒド
7.イソチアゾリン系
8.第四アンモニウム塩系
そして、使われている薬剤について気になる情報も見つかります。
大阪府立公衆衛生研究所メールマガジン かわら版@iph
第103号- 2012年3月30日発行
イソチアゾリン系抗菌剤による健康被害
http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/back/103-2.html
その中で注意することは、
[ここから転載]
自分や家族の健康を守る為には、
正しい知識と情報が必要だと思います。
※1 ホルムアルデヒドの測定
パッシブ方式で検出できる濃度は、
ニオイでも気付ける程度だと思います。
アクティブ方式できちんと測定するのが確実です。
でも、気温が高くなるとユリア樹脂などが加水分解して、
ホルムアルデヒドを放出することもあります。
参考サイト:ホルムアルデヒド(2)(樹脂加工における発生)
http://www.boken.or.jp/
TOP > 学びたい・知りたい > 安全性・化学分析に関する知識
だから、MSDSで成分を確認するのは重要だと思うのです。
初出:2014-10-16
※SDSは平成23年度(2011年度)までは、
「MSDS (Material Safety Data Sheet : 化学物質等安全データシート)」と呼ばれていました。
2016年現在でもMSDSで検索がヒットする場合が多いです。
確認申請時に書類審査されるのはホルムアルデヒドですが、
竣工時に空気質調査を実施することは少ないようです。(※1)
それから、防カビ剤や殺虫剤・農薬などの微量物質については、
空気質調査でも測定することが難しいです。
(指針値が微量である=毒性が高いと理解しています)
だから、建材を選定する時に、
MSDS(製品安全データシート)を調べます。
先日竣工した建物で使用した建材のMSDSは、
A4サイズのコピー用紙で印刷したら、
厚さが5センチ近くになりました。
(一部両面印刷、紙は坪量/約64g/平米、厚み/約0.090mm程度)
でも、記載されている内容には限度があるので、
疑問に思った点については、メーカーに問い合わせます。
でもでも、メーカーに問い合わせても詳細不明の場合、
例えば、防カビ剤の薬品名がわからない場合には、
防カビ剤不使用の製品を探します。
参考ですが、
文部科学省では、カビの化学的制御について、
以下のページで見ることができます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/002.htm
3-6 カビの制御方法
2)化学的制御
1.エチレンオキサイド
2.メチルブロマイド
3.エチルアルコール
4.プロピルアルコール、イソプロピルアルコール
5.ホルムアルデヒド、ホルマリン
6.グルタルアルデヒド
7.イソチアゾリン系
8.第四アンモニウム塩系
そして、使われている薬剤について気になる情報も見つかります。
大阪府立公衆衛生研究所メールマガジン かわら版@iph
第103号- 2012年3月30日発行
イソチアゾリン系抗菌剤による健康被害
http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/back/103-2.html
その中で注意することは、
[ここから転載]
イソチアゾリン系抗菌剤は化粧品や家庭用品など[ここまで]
様々な製品に使用されていますが、
特に家庭用品では使用薬剤や濃度などを
表示していない製品がほとんどです
(中略)
現在はネット販売も多くなり、物品の流通が複雑で、
問題のある製品が回収されずに誤って販売されることも考えられますので、
この点にも注意が必要でしょう。
自分や家族の健康を守る為には、
正しい知識と情報が必要だと思います。
※1 ホルムアルデヒドの測定
パッシブ方式で検出できる濃度は、
ニオイでも気付ける程度だと思います。
アクティブ方式できちんと測定するのが確実です。
でも、気温が高くなるとユリア樹脂などが加水分解して、
ホルムアルデヒドを放出することもあります。
参考サイト:ホルムアルデヒド(2)(樹脂加工における発生)
http://www.boken.or.jp/
TOP > 学びたい・知りたい > 安全性・化学分析に関する知識
だから、MSDSで成分を確認するのは重要だと思うのです。
初出:2014-10-16
※SDSは平成23年度(2011年度)までは、
「MSDS (Material Safety Data Sheet : 化学物質等安全データシート)」と呼ばれていました。
2016年現在でもMSDSで検索がヒットする場合が多いです。