SSブログ

『シックハウス症候群を防ぐには』 [参考書籍-住]

シックハウス症候群を防ぐには
―長期に亘る実態調査をふまえて

発行は2011年2月なので、新しい情報も入っています。

下記のリンク先で、目次が見られます。
https://www.tups.jp/book/book.php?id=237

「はじめに」には、「有機リン剤の感覚器毒性」、
東京で起きたサリン事件の被害者が、
化学物質過敏症で苦しんでいること、
米国では、有機リン殺虫剤、ホルムアルデヒド、トルエン、
フタル酸エステル、フェニトロチオン(ビルや病院内の消毒剤)
などによる発症者が多いことなどが記述されています。

本文では化学物質過敏症の、
専門医院での診断基準や検査方法が説明されています。
また、「シックハウス症候群患者の簡単な自己診断法」
についての説明もあります。

自己診断方法として一般的なのが、
QEESI 問診票を使った方法です。(※1)

「ご存知ですか?シックハウス症候群」
すまいの空気を汚染する化学物質からあなたの健康を守るために
静岡県 環境衛生科学研究所 環境科学部 環境科学班
自己診断をしてみよう

問診票の中に「マスキング」に関する質問がありますが、
医薬品(ステロイド剤、鎮痛剤、抗鬱剤、精神安定剤、睡眠薬他)
に関しても、マスキングになっているとすると、
精神系の医院で改善しない場合があることに納得できます。


「はじめに」の「低用量曝露による健康被害の発現」によれば、
「臨床的に問題になった疾病は、(中略)
『咳、喘息様発作、皮膚炎』」が最初だったそうです。

私は小学校の頃から「喘息っぽい」咳で苦しみましたが、
運動直後から2時間程度で治まるので、
医者に行っても「吸入薬でも使ってみる?」程度の対応になり、
当時はリウマチ熱で運動をしてはいけない状態だったこともあり、
その後も、ランニングなどの運動をすると「喘息っぽい」症状が出るので、
可能な限り運動を避けていました。

その後、リウマチ熱と「喘息っぽい咳」は関係が無いこと、
「喘息っぽい咳」ではなく、「喘息」と医師に指摘されたこと、
空気が悪い所では「喘息」が出るけれど、
空気が良い場所では、あまり問題ないことから、
塩素が少なめのプールで定期的に泳ぐようにしたら、
普段の生活で「喘息」が出ることは殆ど無くなりました。
因みに「喘息」が出た頃、小学校では増築工事中でした。

知人は「喘息」で入院して、
喘息対策の薬を通常の2倍以上服用しても、
咳がとまることはなかったそうですが、
その後、化学物質過敏症と診断されて、
適切な対応をしたら、喘息が改善したそうです。
現在は時々タチオンの点滴を受けながら、
仕事を続けています。

やはり、原因物質から逃げる、原因物質を体内から出す、
免疫力、体力を付けることが重要だと思います。

20191117リンク修正
※1 20210530リンク修正
自己診断の方法は下記書籍に掲載されています。
『化学物質過敏症対策』専門医・スタッフからのアドバイス
https://canary-nyan.blog.ss-blog.jp/2020-10-11

nice!(0) 
共通テーマ:

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。