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NHK「あさイチ」で化学物質過敏症の紹介 [化学物質過敏症…]

2012年6月7日のNHK「あさイチ」で、
始めの15分間程度で、化学物質過敏症の紹介がありました。

専門医師による、化学物質過敏症の説明。
南会津町あらかい健康キャンプ村(※1)
岐阜の「香料自粛のお願い」(※2)

そして、車椅子生活から回復された方のお話。(※3)
この方は以前、NHK教育テレビ「きらっといきる」
「いつか治してみせる~化学物質過敏症~」という番組に出演された方でした。
以前は、番組の文章化された記事があったのですが、
いつの間にか削除されていたのが残念です。
できれば、再度掲載していただきたいです。

化学物質過敏症の症状の説明で、患者数は100万人…。
しかし、これは2000年の調査による数字です。(※4)
排気ガスが多くて人が密集している都市部と、
畑や果樹園が多い地域(慣行栽培地域)に発症者は多いらしいです。

この番組が放送されたきっかけは、
「柔軟剤の香り」に対する発症者からのメールだったそうです。
しかし柔軟剤というものは、合成洗剤とセットのものです。

番組中「あらかい健康キャンプ村の紹介」で紹介されていた、
シャボン玉せっけんやアルカリウォッシュでは、必要がないものです。
その代わり、アルカリを中和するために、すすぎの時にクエン酸を使います。
そうすると、アルカリのニオイが緩和され、手触りも良くなります。
因みに、石けんを使用する場合には、
量を使いすぎないことと、十分なすすぎもポイントです。

うろ覚えですが、柔軟剤は、合成洗剤に含まれる合成界面活性剤が、
繊維をゴワゴワにするので、それを緩和させるために必要なものらしいです。

また、柔軟剤に含まれている香料の殆どは、合成香料です。
天然香料とは違って、強く長く効果が続きます。
慣れると嗅覚が麻痺してくるので、
最近は強いニオイの商品が多くなってきているように思います。

天然香料でも、その香り慣れると嗅覚が鈍くなりますから、
本当におしゃれな人は、別系統の香りを日替わりで付けることにより、
嗅覚の麻痺を回避しているとか。
そうすることによって、
近づいてやっと気づく程度の、程よい香りを維持できるのでしょう…。

アロマエッセンシャルオイルでも、
蒸留方法によって香りが違うし、残留成分も違います。
種類によっては有機溶剤による抽出もあるので、
特に化学物質過敏症発症者は、慎重に選ぶ必要があります。

水蒸気による蒸留によって抽出するフローラルウォーターなら、
やさしい香りなので、発症者でも使える種類が多いです。
…私は、できるだけオーガニックの製品を探して使っています。
製油を水で薄めた「別の物」もあるので、要注意です。


初出:2012-06-10

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