不快臭というよりも…

香水のニオイとタバコのニオイのどちらが嫌いか？
というような話題を、ブログなどで時々見かけますが、
どちらも嫌いというよりも、
「体が受け付けないので、とても困っています」
という状態です。

体調が一番酷かった頃は、
香水使用者が近くにいるだけで急性胃炎を起こしたり、
酷い頭痛で涙が出てきたり、という状態でした。

最近は、かなり体調が改善されてきたらしく、
急性胃炎を起こすことは殆どなくなりましたし、
とても近くに寄った時に、ふわっと香る香水は、
種類によっては心地よく感じられるようになりました。
もちろん、好きな香りでも苦手な成分があるのは事実ですが。

化学物質過敏症という名称を知るずっと前に、
ケーキが有名なお店で、友人とお茶をしていました。
ケーキが半分になった頃に友人が
「5m以上離れた場所にいる男性客の整髪料で吐き気がする」と発言。

その時には整髪料のニオイには気づかなかったのですが、
きっと今ならその男性客が入店した時点で、
マスク代わりのオーガニックコットンタオルを手にしていたと思います。（※1）
最近でも整髪料の成分で、
頭痛、吐き気、眩暈などがするし、時々吐いていますので。

勤務先にも、時々、整髪料がキツイ人が来社しますが、
私だけではなく他の人も「何、このニオイ？」とか、
自覚が無くても咳払いをする人、咳き込む人がいます。
そして使用者が咳をしている時もあるのです。

そういえば、食道の炎症が治らないと話していた人の整髪料は、
かなり香料がきつかったのを覚えています。

無香料の整髪料でも、ニオイがキツイと感じることがあるので、
香料だけではなくて他の成分に負けているのだと思いますが、
男性用整髪料は、香料が強力な製品が多いように思います。

最近の香料ブーム。
気になるニオイを強力なニオイで誤魔化しているだけですよね？
その気になるニオイが、汗や体臭ではなくて、
実際には、合成界面活性剤やその他の成分だったりするかもしれません。

※1
飲食店で苦手な成分がある場合、
息を吸うときにはオーガニックコットンタオルを通し、
息を止めた状態で咀嚼して嚥下します。
しかし、紅茶などの水分を飲むのは難しく、
香りが楽しめないのが残念です。


初出：2012-07-01