映画鑑賞

2004年～2010年の間は、映画鑑賞といえば年に1回だけ、
それも体調を整えてから望むイベントでした。

しかし昨年は、合計6本も映画を鑑賞できました。
しかも、3本立てや2本立ても、休憩を取りながら。

そして今年初めての映画鑑賞～。
上映時間が60分ちょっとで少し短め。
会場の空気環境も悪くなく、通路側の席を確保できたし。

とても楽しく映画を映画館で見られました。
鑑賞後に、お友達とおしゃべりできたのも楽しかったです。

一時期は、少しずつ少しずつ、
それまでできたことができなくなっていましたが、
最近は、少しずつ少しずつ、
一度は諦めていたことができるようになったのは、
回復することを諦めずに、少しずつ努力した結果です。

回復するには努力だけでなく、正しい知識が重要ですが、
体調が悪いと判断力が鈍ってしまうのが、
化学物質過敏症の厄介なところですよね。

自分の体調をシッカリと見ながら、
できることから、のんびりゆったりと、少しずつ、
排毒、解毒、体力維持、防御、環境整備を実行するのが、
回復への確実な方法だと思います。

もちろん、気分転換、適度な現実逃避も大事です。
なぜなら、回復するまでには時間がかかるので、（※1）
心が折れてしまうと、継続できなくなるから。
だから、楽しめることを、できる範囲で続けるのも重要です。

※1
化学物質過敏症が重度になると、神経に異常が出ます。
その場合には、回復するまでに1年単位の日数が必要で、
その状態になるまでと同じ時間が回復には必要だそうです。
だから、悪化するまでに10年かかったら、10年以上…。
病気と上手に付き合うことも、回復への道だと思います。


初出：2012-02-26