アレルギーと過敏反応

私は、今問題になっている
イソシアネート（3種類）の
アレルギー検査を受けましたが、
陰性でした。

でも、発泡ウレタン吹き付け
（泡で断熱という表現をされるヤツ）の
施工をしている近くに行くと、
通りすがっただけでも、
体調が悪くなります。
そして、何日かは体調の悪さが続きます。

ポリウレタン樹脂はイソシアネートの複合体なので、
イソシアネートのアレルギーがある場合には、
発泡ウレタンフォームの施工中は、
原材料のイソシアネート濃度が高くなるので、
近寄ると危険だと思う。

断熱材としてのポリウレタン樹脂には、
燃えにくくさせる成分（主に有機リン系）が配合されているので、
その成分でも体調が悪くなることがあるのですが。

とにかく、
イソシアネートで喘息を起こす人がいらっしゃいます。
その場合には、検査で陽性になっていると思います。

アレルギーと違って過敏反応は、
その物質に関する許容量がオーバー、
つまり、バスタブから湯水があふれている状態。
というように認識しています。

一般的には、アレルギーも過敏反応も同じとされますが、
化学物質過敏症の場合には、
その違い（抗体の有無など）を理解していれば、
ちょっとは生きやすいし、
ちょっとは不安が軽減されると思います。

過敏反応では、すぐに死ぬことはない
（でも、死にたくなることはある）
それに対して、
アレルギーでアナフィラキシーショックが起きれば、
短時間で命に影響が出てしまう。

でもでも、過敏反応なのか、
その物質の毒性で症状が出ているのか、
個人で判断することが難しい。

それなのに、それを判断できるお医者様が、
とてもとても少ない・・・
それが現実。

余談ですが、
ポリウレタン樹脂のクッションは、
経年劣化で、ぐずぐずになります。
加水分解で分解されてしまうからです。
靴底も、濡れたままになっていると、
分解してしまって・・・

良い椅子のクッション材には、
羊毛が使われています。
使い捨てるよりも、修理しながら使えば、
年当たりの単価が安くなるはず。