2012年の体調-1

最近の体調1201

今年の年末年始は、ゆったりと過ごせたので、
体調は悪くなかったのでした。

比較的良質な食材を売っている店が、
最寄り駅の近所にできたので、
色々な食品を買うことができましたし。

今までは豆の煮物など、豆類が苦手だったのですが、
黒豆の煮物をその店で買ったところ、とても美味しくて…。

もしかすると、
豆の残存農薬や調味料が問題だったのかもしれません。
そういえば、豆腐や豆乳は苦手なのですが、
有機栽培の大豆を使った豆腐は美味しく食べられます。
とすれば、残存農薬が原因だということです。

みかんに関しても、農薬使用量が0回のものならば、
美味しく食べられますし、その後の体調も悪くないです。
ワックスがかけられているようなみかんは問題外ですが、
栽培中にホルモン剤を使った柑橘類で、
体調が少し悪くなった記憶があります。

ホルモン剤で良く使われているのは、
実が早く落ちないようにする薬品のようです。
確か体調が悪くなった時は、
メーカー推奨の半分の濃度の薬品を使用した柑橘類でした。
やはり残存期間が長いのでしょう。

ちなみに最近の体調が悪かった時の記事はこちら。
油断大敵-2
http://canary-nyan.blog.so-net.ne.jp/2012-01-22

初出：2012-02-08


最近の体調1202

用事があったので、ある場所に行きました。
用事がある時間に、屋根と外壁の塗装工事中…。
近寄っただけで溶剤の成分に気が付いたので、
マスク（※1）を着用しました。

打ち合わせが終わるまで約2時間。
その日は、少し体が重いと思った程度でしたが、
少しずつそれ以外の苦手な成分によって体調が低下しました。

苦手な成分とは、整髪料やタバコやスプレーのり。

整髪料には、合成香料や保存料などが含まれていて、
人工的に合成された成分は、危険性がはっきりしない状態です。
タバコの副流煙には、揮発性成分が4000種類が含まれているといわれていて、
発がん性が指摘されています。
そして、スプレーのりの成分の殆どが、有機溶剤です。

それらは、体に悪い影響がある物質なのですが、
体調が悪くない人は、それらの物質に気づかないことが多いです。
しかし有害な成分なので、少しずつ体を壊しています。
だから、気づかない内にガンを発症していたり…。
もちろんその前に、色々な症状が出ているのですが、
原因と結び付けられる人は少ないです。

化学物質過敏症がある程度悪化してから、回復した人には、
とても敏感な嗅覚が備わる場合がありますが、
嗅覚があるから影響しているのではないというのが現実です。

時々、知識と情報だけで体が反応する人がいるらしいですが、
正しい知識を持っている人が話を聞けば、
矛盾している部分に気づくことができます。

しかし、本当に発症している化学物質過敏症発症者で、
敏感な感覚を持っている人は、カナリアなのです。

カナリアは、敏感すぎるから体調が悪くなっていると、
思う人が多いのですが、それは間違いです。
有害な物質を他の人よりも早く感じることができるだけなのです。
だから、カナリアの警告を理解して、換気をしたり、
有害な生活用品を使わないようにすれば、
不定愁訴が改善する可能性があるのです。

※1
溶剤成分に有効なマスクは、キーメイトマスクCSです。
本を読むときにも、顔に近いほうから、4重にしています。
オーガニックコットンの当て布（4枚重ね）
オーガニックコットンのマスク
キーメイトマスク（薄物）
キーメイトマスクCS

※2
医者で「原因不明」と言われた不定愁訴や、
投薬された薬を服用しても体調が改善しない場合、
化学物質過敏症を疑ってもムダじゃないと思います。
それ位に有害な化学物質は身の回りに溢れているし、
現時点で化学物質過敏症を理解しているお医者は、
10人にも満たないのが現実です。

初出：2012-02-29


最近の体調1203

毎年2月～3月は体調が悪いのですが、
今年は、その原因が少し明確になったような気がします。

以前は、エアコンに使用される冷媒液成分の揮発が、
一番大きい要因だと思っていましたが、
それ以外の影響が大きいような気がしてきました。

やはり勤務先のエアコンが一番怪しいのですが、
タバコの副流煙が付着しているだけではなく、
整髪料の揮発物質の関与も否定できず、
室内で使用したスプレーのりの成分も多少は付着しているかと…。（※1）

それに加えて年度末なので、あちらこちらで工事中。
アスファルト舗装から出てくる揮発物質は問題です。
特に、リサイクル材などを使用しているアスファルト舗装は、
通常の材料を使用している場合に比べると、
種類も量も多い揮発物質が発生しているようです。

2～3年前までは、
この時期になるとあちこちに炎症ができていたのですが、
今年は、半身浴の時間を長めにしていたこともあり、（※2）
歩くのが苦痛になるような、足の炎症は発生しませんでした。

原発事故から1年が経ちましたが、
ちょっとしたことで体調が崩れることが多くて、
有給休暇と代替休暇を使い果たしました。
それでも、仕事を続けられるのはありがたいです。

体調が悪いと本業に差し支えるので、（※3）
急ぎの仕事が無いときで体調が悪い時には、
半日（時々1日）の休暇をいただいて体調を整えています。

5～6年前に比べれば体調が安定しているし、
学習障害も改善されていますが、
右耳の耳鳴り、左耳のかゆみと痛み、軽い頭痛、時々軽い眩暈、
軽い手足のしびれ（時々、震え）などがずっと続いています。
気にしなければ、他のものに集中していれば、問題ないので、
色々工夫しながら、のんびりかわすことにしています。

※1
スプレーのりは換気が良い場所で、
(局所排気が理想的）
マスク（有機溶剤用の吸収缶付き）を着用し、
使用上の注意を良く読んでから使用しましょう。
SDS(MSDS：安全データシート)を取り寄せて読んでから使いましょう。

※2
有機溶剤などの脂溶性の化学物質は、
発汗によって体外へ排出されるそうです。
だから、運動や入浴などによる発汗は重要なのです。

スプレーのりに負けたことを認識した時、
少し熱めの風呂で、半身浴しました。
入浴後に扉を閉めて、一呼吸して扉を開けたら、
浴室には有機溶剤のニオイが…。
有機溶剤が排出されたことを実感した瞬間でした。

このニオイはたぶん、化学物質過敏症がある程度悪化して、
ある程度、体調が改善した場合に得られる嗅覚で感じられる量で、
簡易空気質調査では、測定できない量だと思います。

※3
建築設計の仕事で、現在、基本設計をしています。
体調が悪いと空間認識能力が低下するので、
特に階段付近のイメージが掴めなくて、難儀します。

初出：2012-04-01