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『香りブームに異議あり』 [参考書籍-医・健康]

最近の【香害】
周囲の人に理解を求めても、
理解されず、怒られることも・・・
そして孤独、不安、絶望・・・

香料などが原因で、
頭痛などの症状に悩まされている人には、
孤独感から解放してくれる書籍です。

でも、原因不明の咳・頭痛などの症状の、
本当の原因が見つかる可能性もあります。

香りブームに異議あり


出版社のページ
http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1814-3n.html

訳者あとがきによれば、
すべて一次文献だそうです。
原注に、出典が明記されています。

一番気になっていた、
『化学物質に過敏な人が、
その状態が障害であると認められて、
差別の対象にならないように守られる』
という内容についての原文は、
Policy on Environmental Sensitivitiesにありました。
Individuals with environmental sensitivities experience a variety of adverse reactions to environmental agents at concentrations well below those that might affect the “average person”. This medical condition is a disability and those living with environmental sensitivities are entitled to the protection of the Canadian Human Rights Act, which prohibits discrimination on the basis of disability.

書籍内では「化学物質過敏症」と訳されていますが、
原文によれば、
平均的な人よりも、とてもとても敏感な人、ですね。
ですから、診断書の有無は関係ない。
(・・・手続き上は求められたりするのでしょうか?)

専門的な内容を含んでいますが、
香料が原因の頭痛に悩まされている小説家が、
自らの体験を語りながら説明している書籍なので、
読みやすく、理解しやすいと思います。

飲食店、教育、役所、福祉、サービス業・・・
一人でも多くの方に読んでいただきたい書籍です。

【香害】問題と関わるならば、
というよりも、今現在の世の中で生きるなら、
成分名は必要不可欠だと思うし、
知っていれば避けやすいので、
できるだけ早く仲良くなる方がベターです。

もちろん、
香料不使用の生活用品しか使わない!
ドラッグストアで売られている商品には、
合成香料等の移染が多いから使わない!
という選択も有効だと思いますが。

この書籍を読んでから、
前回紹介した
「香り」の科学匂いの正体からその効能まで
を読めば、理解が深まると思います。



過去の記事:『「香り」の科学』匂いの正体からその効能まで
https://canary-nyan.blog.so-net.ne.jp/2018-10-12

20210606:リンク追加

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