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リフォームのタイミング1(お片付け) [自宅の改修]

化学物質過敏症を発症したり、症状が悪化すると、
昨日までは問題なかった色々なものから、
色々なニオイが出ていることに気付くようになります。

それら全てが悪意を持っているように、
攻撃してくるように感じるので、撤去したくなるし、
状況によっては壁紙や床などを剥がしたくなります。

でも、化学物質過敏症を発症したり悪化すると、
手を動かすのもおっくうなほどに、
体の自由がきかなくなる場合があるし、
頭痛、吐き気、咳、その他の症状が酷くなったり、
記憶力、判断力が低下することがあります。

理解がある家族、友人、知人に恵まれている患者さんの場合は、
問題になっている物の撤去や、
掃除、クリーニングを代行してもらうことがあるそうです。
でも、幸運な事に、私には手伝ってくれる人が居なかったので、
体調の回復を待ってから、少しずつ片付けることにしました。

そこで、なぜ「幸運なことに」なのか。
それは、自分が苦手な物質を一つずつ、
自分のセンサーで確認することができるからです。

一時期は、机の引き出しを開けて書類を取り出しただけで、
1週間は酷い頭痛で何もすることができなかった状態でした。

今では、状況に応じてマスクを着用したり、
週に2回~3回の点滴を受けたりしながら、
1週間程度の体調悪化で、
仕事、家事に多少の支障が出る程度で、
日常生活には殆ど影響が出なくなりました。

ただし、他人が持ち込んだ物で体調が悪化した場合は、
2週間以上も体調が悪い状態が続き、
仕事と家事に支障が出ることがあります。

なぜなら、嗅覚の差は人それぞれだし、
柔軟剤、殺虫剤、防虫剤などを使用している人は、
化学物質過敏症発症者の体調に影響する成分に気付かずに、
それらの成分が充満している空間で生活しているからです。

当然、そこに置いてある物や衣服には、
柔軟剤、殺虫剤、防虫剤などの成分が付着していることが多いです。

それに、発症者の嗅覚でも気付かない濃度でも、
それらの成分がある空間で長い時間を過ごす場合は、
少しずつ、その成分に関する閾(しきい)値が低くなり、
少しずつ、体調に影響することがあります。

そして、影響する成分は人それぞれだし、
発症者である自覚が無くても、
影響がでている場合もあります。

例えば、合成洗剤をたくさん使う業種で、
眩暈、頭痛、吐き気が続いている場合は、
合成洗剤が原因で発症している可能性がありますが、
眩暈止めの薬、頭痛薬、吐き気止めで・・・。


何かを除去した時に、
その下から問題成分が揮発する場合があるし、
ポリ袋に入れて、次のゴミの日まで家の中に置いておくと、
少しずつ問題成分が揮発する場合もあります。

そして重要なのは換気ですが、
屋外の空気が清浄である可能性が低いと・・・
適度に空気清浄機を使用する場合もあります。

とにかく、リフォームの前に片付けが必要な場合、
体調がある程度回復すること、
排毒・解毒時間を考慮した作業時間で作業すること、
自分のセンサーを信用し、自分の体調を過信しないこと、
自分でできる範囲で、無理しない、頑張らない、
などに気を付けて作業をしています。

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