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竣工して18年、診断受けて10年 [私の症状・対処法]

今日、竣工してから18年経過した、
建築設計監理補助をした建物に伺いました。
そこで、茶話会がありましたので、
当時の思い出や建物についてのお話をいたしました。

入社して初めて、設計監理補助として、
計画から竣工まで担当した建物であり、
色々な思い出がよみがえってきます。

そして、それと同時に私の体調に関しても、
色々な思い出がよみがえってきたのは、
とても凄いことなのです。

というのも、その建物の設計監理補助中に、
高熱を出して幻覚を見たり、
その後、じんわりじんわりと記憶力(想起力)が低下して、
一時期は、毎日のように、
記憶が少しずつ流れ出て、消失しているような気がしたり、
軽く鬱のような状態で、
会社と家の往復でやっとの状態になったり。

その後、建築士の資格を取得しましたが、
記憶にあやふやな部分が多くて、
責任ある仕事をすることには抵抗があって、
一時期は仕事を辞めようと思ったこともあります。

その後、2002年に体調が悪化し、翌年に更に悪化、
2004年1月に化学物質過敏症の診断を受けました。
記憶があやふやである自覚がありましたが、
言語能力も低下していた為に説明できないし、
自分に自信が無い状態で仕事をしていまいた。

でも、診断を受けた時に、
「有害な化学物質が体調でわかるようになったので、
人に優しい建物の設計ができるはず」と思ったので、
建材については、新たに勉強をし直すことにして、
体調改善をして、仕事を続ける決意をしました。

しばらくの間は体調が悪く、
空間認識能力も低下していたのですが、
申請業務や作図のお手伝いなど、
工夫すれば、できる仕事があったので、
失職は免れていました。

しかし、昨年頃から記憶がかなり確かになり、
今日、設計監理補助当時の建物を訪れて、
色々な記憶が戻ってきたのは、とても嬉しいです。
初心も思い出した感じです。

小さい頃から「建築家になる」と言っていたらしい私。
とりあえず建築士にはなりましたが、
これから、改めて建築家を目指したいと思います。

初出:2014-06-22

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