油断大敵-3

年末年始の体調悪化の原因、
それは冷え対策用にと購入したサンダルでした。

風呂を掃除する時や、洗濯用に残り湯を汲む時、
今までは素足でしたが、足裏からの冷えは問題。
ということで、中にボアが付いているサンダルを購入しました。

箱を開ける前からニオイが気になっていましたが、
気にするほどでもないだろうし、
室温が低い場所で使うから平気だろう、
これくらいなら大丈夫、と思っていたのが間違いでした。

履き心地は良いし、温かくて冷えないし、
足の冷えは解消されたのですが、
2日目、3日目と、だんだんニオイが気になってくる。
そして、首を絞められるような首こりがおさまらず、
ちょっと微熱っぽい感じで、外の冷たい空気が気持ち良い。

夜は寝付けないし、朝は起きられないし。
これは、化学物質によって神経が興奮していることと、
自然治癒力によって毒素を浄化するため、
いつもよりも長い睡眠時間が必要になっていることですので、
やはり、何か原因になっている物があるということ。

ということで、購入したサンダルを屋外に出してみました。

翌日は、体の重みが少し改善し、
2日目は通常通りに起床できました。

しかし、治療した歯の歯茎が腫れていたこと、(※1)
サンダルを撤去してしばらくして腫れがひいたこと、
そして、サンダルが歯茎の腫れの原因である可能性に気付いたのは、
1週間経った頃でした。

こんな時に限って、日記にも歯茎の腫れを書いていないのは、
良くあることだったりします。
これも判断力の低下が絡んでいると思います。

とにかく、違和感があるものは、
しばらくの間（1週間～1カ月、2ヶ月、半年…）屋外で干し、
原因となりそうな化学物質を揮発させてから、
室内に入れることが重要だと実感したのでした。

もちろん、それ以前に、
有害な成分が含まれていないことを確認するのは重要ですが、
MSDSでも、成分表でも表示されていないこともあるし、
保管場所で成分が付着する可能性も否定できません。

「この程度の揮発物質なら大丈夫」
と思うのが、体調悪化の一番大きな原因だと思いつつ、
判断力が低下していると、そのままになることが多いです。

しかし、例えば世間一般で流行っている商品に、
私が負けた化学物質が使われていたとして、
特に小学校や中学校で使用している人が多かったら、
それが体調不良の原因だと気付く人は少ないかもしれないし、
気付いたとしても、それを使用禁止にするのは難しいと思うし。

シックスクール症候群や、シックハウス症候群の原因だと
指摘する人は少ないと思うし、いたとしても…。

2012年12月6日に、CASの登録化合物が7000万を突破したそうです。
CASとは、世界最大の化合物データベースですが、
それだけの化合物があったら、単独の毒性だって調べるのは難しいだろうし、
複数の化合物からの影響を調べようとしても、天文学的数字になるし。

とにかく、「毒性が確認されていない＝安全である」
と考えるのは、危険だと思います。

※1
神経を抜いて、金属を入れ、樹脂で固め、金属でカバーした歯。
その樹脂や金属、それとも、
その前に使ったフロス（ワックス付き）に負けたのだと…。
思い込みは良くないけれど、
気にしすぎも良くないので、判断が難しいです。


初出：2013-01-30