有料喫煙所が営業開始

都内で有料喫煙所が営業を開始したそうです。
(2012年7月) (※1)

屋外へタバコ成分が漏れないように、
消煙・消臭設備だけではなく、
服に付いたタバコ臭を緩和するアロマミストの設備が整っているそうです。

分煙化が進んでいるし、路上喫煙禁止区域も広がってきていますが、
屋外で吸えば他の人の迷惑にならないと思っている喫煙者は多く、
路上喫煙禁止区域でも、禁止区域マーク前の路上で喫煙している人、
そして捨てられた吸殻は目につきます。
それに、窓を開けた車内で喫煙する人がいるので、困ってしまいます。

私は特にタバコの成分が苦手で、
屋外であっても風向きによっては、
喫煙者から20m程度離れていても頭痛がしますが、
喘息患者の知人も、同じくらいの距離で呼吸に影響が出るそうです。
複数の喫煙者がいれば、それよりも離れた距離でも影響が出てきます。

市販されている空気清浄機の多くは、
「タバコによる粉塵は除去できますが、ガス状の成分は除去できません」
と、説明書に明記されています。
…でも、その内容を理解している人は多くないと思います。

TV番組でタバコの影響を調べる企画があっても、
粉塵量だけを測定していましたし…。

粉塵以外の成分も含めて、全ての成分をリアルタイムで測定し、
毒性を考慮して画像化すれば、理解しやすいと思いますが、
TVCMを見ると嘘っぽい表現が多いので（特に消臭剤系…）
かえって真実味が欠けるかもしれません。

それから読売新聞の記事によると、
喫煙所設置への補助金もあるそうです。(※2)

ビルの1階でないと、喫煙者の利用は減ると思いますが、
全ての駅の近所に有料喫煙所が開業すれば、
喫煙者の考えも少しずつ変わっていくかもしれません。

駅を利用するのは喫煙者だけではないので、
タバコ臭が漂ってくる改札口には、
困っている人が多いと思います。

※1　有料喫煙所　http://www.ippk.jp/

※2 検索したら、千代田区で実施されているのを見つけました。
千代田区 ホーム > まちづくり・環境 > 生活環境
> 生活環境条例 > 屋内喫煙所設置助成事業の概要
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/machizukuri/sekatsu/jore/okunaikitsuenjo.html


初出：2012-07-22