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化学物質過敏症の誤解-4 [化学物質過敏症…]

化学物質過敏症が病名登録されて、
2年と3ヶ月目です。(2009年10月1日)
知名度は少しずつ高くなってきましたが、
正しく理解している人に会うことは殆どありません。

やはり「過敏症」という単語が病名に使われているので、
アレルギー体質だと思いこまれることが多いです。

しかし、化学物質過敏症を
化学傷害(Chemical Intolerance)と呼ぶ動きがあります。

私も化学物質過敏症の診断を受けてから、
調べたり、実感したり、考えたりしながら、
化学傷害の方が、しっくりすると思っていました。

そして、ある日調理中に高温の水蒸気で火傷をしました。
軽い火傷だと思ったので、とにかく流水で冷やしました。
その日はずっと、ぬるま湯でも痛みを感じていましたが、
良い睡眠が取れた翌日は、ぬるま湯で痛みを感じることがなくなりました。

化学物質過敏症も、似ていると思うのです。
毒性が強い種類のたくさんの物質に曝露すれば、中毒。
毒性がそれ程強くない種類で、少量であっても、
長時間、毎日のように曝露すれば、化学物質過敏症。

色々な化学物質の制限に、
100分の1原則というものがあるらしいですが、
似たような化学物質が100種類集まっていれば、
それは100分の1にはならないと思うのです。

それに、現時点では予防原則ではなく、
危険性が確認されてから、回収されることが多いです。
だから、市販されている商品に含まれる化学物質は、
安全が確認されている物質ではなく、
危険が確認されていない物資ということになります。

だったら、100年以上も使われていた化学物質を使うほうが、
安全側と言えるのではないかと思うのですが。


初出:2011-12-18

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