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オレフィン系長尺シート(床材)は一般名称ですが・・・ [建材・素材など]

床用の建材 長尺シートは、
プラスティックタイル(Pタイル)とは違い、
目地が少ないタイプなので、
トイレなどの水がかりがある場所で使われることが多いです。

先日、オレフィン系長尺シートを、
一般名称ではないと思っていた、
設計事務所勤務の設計者が存在することを知りました。

長尺塩ビシートも、
オレフィン系長尺シートも、
商品名ではない一般名称なのですが。

確かに、最近でも病院や学校などでは、
塩ビ系長尺シートが使われることが多いし、
種類が多いし、施工も楽だし・・・

でも、化学物質過敏症の患者にとっては、
塩ビ系建材に使われている
フタル酸エステル系などの可塑剤は、
とにかく避けたい揮発性物質です。

私の体調が悪化してからは、
プラスティック系の建材を使う時には必ず、
オレフィン系長尺シートとオレフィン系巾木、
そして、オレフィン系壁紙を指定しています。

予算に余裕があれば、
床材は、国産無垢材のフローリング(浮造り)、
巾木は、無垢材(床に接する部分はR加工)、
壁見切りは、国産無垢材、
壁と腰壁は、ルナファーザー+超低VOC水性塗料です。

水性塗料には、
ミネラルスピリットなどの高沸点溶剤を含む製品が多く、
揮発し難くて1年以上は体調に影響します。

人と環境に優しいとされているF☆☆☆☆は、
ホルムアルデヒドの放散だけに関する基準で、
建築基準法には、
VOC(揮発性化学物質)に関する基準は無いです。

高沸点溶剤は、
私の体調が悪化した原因の一つだし、
ニオイでは気づきにくいし、
「この位大丈夫!」と思っていても、
塗装後1年~2年程度の期間で、
毎日長時間(8時間程度)滞在すると、
週末は動けなくなるくらいに影響します。

でも、下地調整剤にミネラルスピリットなどが、
たっぷり使われていることが多いのが現実。
仕上げ材に含まれていなくても、
下地材から、じんわり揮発していることがあります。

先日、VOCがほぼ0の水性塗料を使用して、
自宅の物置を、塗装のプロに塗っていただきました。

その塗料はEVA樹脂系で、
一般的なアクリル系よりもニオイが少なく、
多少の水掛かりでもOKです。


20200131追記:2016年頃、
オレフィン系長尺シートが「在庫限り」となりました。

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