思い込みとか、決め付けとか-2

「猫の毛はアレルギーの原因」と言われているし、
「猫の毛で喘息になる」とも言われています。

小学生の頃から埃などで喘息を起こすことがありました。
中学生になってからも、体育の授業で校庭を何週か走った時などには、
その次の授業中はずっと咳が止まらない状態でした。

今思うと、大気中に含まれていた化学物質で喘息を起こしていたと思うのですが。
1時間程度で咳がおさまることが殆どでしたので、
病院で治療するにも、状況を説明しても伝わらずに…という状態でした。

そんな体調でしたが、化学物質過敏症を発症してから、
猫と同居し始めてしばらくは、
アレルギー症状のように、くしゃみと洟に悩みました。
しかし3か月過ぎた頃には、それが治まったのです。

その後も喘息を起こすことなく過ごしていますが、
最初に買った猫砂には負けました。

近づくだけで頭痛や咳が出るので、すぐに違う猫砂に変えたのですが、
体調悪化の原因になった成分が、
合成洗剤に含まれている合成界面活性剤（LAS）でした。

とすると、喘息の原因が合成界面活性剤（LAS）
である可能性があるのではないかと思うのです。

我が家の猫は完全室内同居ですが、
外出を許可している猫の場合には、
あちこちで色々な化学物質をくっつけてきます。

最近では「猫よけ」の成分にネオニコチノイドを使っている製品があるそうです。
ネオニコチノイドは、
ミツバチの失踪に原因があると指摘されている殺虫成分です。

確かに、ネオニコチノイドは猫が苦手なニコチン成分に似ているので、
「猫よけ」になるかもしれませんが。

「猫の毛」が原因でない可能性も考えられると、
体調が改善する人が増えるかもしれません。


初出：2012-08-29