問題は ニオイじゃなくて 成分さ！

お札や書類などの紙製品に、
柔軟剤系の強烈な合成香料が染み込んでいて、
触ったら、その成分が手に付着して、
石けんで洗っても除去できなくて、
しばらくの間、体調が悪くて困る・・・

という経験は、
10年以上前からの日常茶飯事で、
でも、最近は頻度とニオイの強度が酷いのですが・・・

先日、設計図面作成に必要な資料を広げて、
2時間程度経過したころから、
体調が悪くてパソコンの前に座っていられなくて、
テレワーク中だったので、
ベッドで横になったら30分程度意識喪失。

以前は、会社のパソコン前で、
1時間～2時間程度フリーズしていたので、
（一時期は、ほぼ毎日・・・）
自宅で空気がマシな状況だから、
回復が早かったのかなと思いつつ・・・(^^;

でも、図面作成ができる体調に回復するまでには、
点滴3回、1週間程度の時間が必要でした。

今回、資料から合成香料系の香りという名称の、
揮発性有機化合物を感じたわけではなく、
気づいたら体調が悪くて寝込んだ状態。

新型コロナウイルス対策で、
あちらこちらで消毒薬やら、除菌剤やら・・・
これらの成分はニオイで感知することが殆ど無い。
それに、この季節は、
あちらこちらで虫よけプレートや電子蚊取りという名称の、
殺生物成分拡散グッズが・・・

数年前から流行っている、
マイクロカプセルに消臭剤が入った、
柔軟剤入り合成洗剤も、（レ○アとかボ-○ドとか）
ニオイで気づくことが無く、
体調が悪くなって、ある日突然、刺激臭・・・(>_<)

しかも、今は手に入らないキーメイトマスクCSという、
分厚い活性炭入りマスク＋薄い活性炭入りマスクでも、
刺激臭を防ぐことはできず、
吸収缶付き防毒マスクを使用しても、
発生源付近で打ち合わせをしていると、
気管に痛みを感じてくる状態。

発生源から離れていたら平気かな？と思っても、
影響が無くなるわけではなく、
一時期は廃人になるかと・・・(T_T)

原因に気づくのが遅くて、
半年以上も影響を受けていたため、
過敏反応が出ない程度に、
つまり、影響を受ける前の体調へと戻るには、
影響を受けた時間×2倍以上の時間が必要かな・・・

テレワークのお陰で、
少しずつ影響が減ってきたものの、
濃度によっては1時間程度で体調悪化、
回復には1週間程度、3回以上の点滴が必要、
というような状態です。


良く言われることですが、
蕎麦アレルギーの人に蕎麦が入っている食べ物を、
無理やり食べさせるようなことをする人は、
きっといないはず。

蕎麦アレルギーの場合は、
アナフィラキシーショックの可能性があるので、
状況によっては、命に・・・

でも、原因物質を認識していなければ、
避けることは難しい。

例えば、蕎麦粉が少量入っている
薯蕷饅頭（ジョウヨウマンジュウ）は、
知っていれば食べさせないし、食べないし、
でも、知らなかったら・・・

化学物質過敏症の場合、
そういうことが頻繁に発生しています。

「死ぬことはないでしょ？」
と言われることが多いのですが、
「地獄を見る」人は多いし、死を選ぶ人も・・・。