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除菌剤も適材適所&「石けん」と「合成洗剤」 [生活用品]

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会社の洗面所に置いてある
薬用泡ハンドソープの殺菌成分に疑問を持ってしまったので、
イロイロ調べてみましたところ、
その殺菌成分(イソプロピルメチルフェノール)は、
大部分のウイルスに対する効果は期待できない。
ということが分かりました。

参考にしたのはこちらのサイトです。
厚生労働省 資料4-35 製品群No. 56 化膿性疾患用薬
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/01/s0117-9d35.html

同じページに、エタノールの説明もありました。
一部のウイルスに対する殺菌効果は期待できない
エタノールの殺菌力上の最適濃度については、
その試験方法により一定しないが、
通常70%と称してよく、
この濃度においては皮膚に対して拡散及び揮発性も適度で、
表皮を損傷することもなく、無害である。


それから、
「台所洗剤でコロナ消毒可能=経産省、来月検証試験で確認」
というニュースが2020/04/15に発表され、
「次亜塩素酸水」と「第4級アンモニウム塩」も含まれるらしいですが、
第4級アンモニウム塩(QUAT)とは、
ベンザルコニウム塩化物とベンゼトニウム塩化物で、
免疫系に有意な抑制作用が指摘されています。
4級アンモニウム化合物(QUAT)のマウス免疫系に及ぼす影響
東京都健康安全研究センター研究年報 第61号 別刷2010

塩化ベンザルコニウムについては、
こちらのサイトに説明があります。
厚生労働省 資料4-33 製品群No. 54
殺菌消毒薬(特殊絆創膏を含む)
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/01/s0117-9d33.html

イソプロピルメチルフェノール
エタノール
塩化ベンザルコニウムの、
C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ
特異体質・アレルギー等によるもの項目に、
頻度不明(過敏症)
が明記されています。

とにかく、ごく微量であっても、
消毒薬系薬剤で体調が悪くなることが多い者としては、
「使用上の注意」をよく読んで、
必要以上に薬剤を利用しない人が増えてほしいです。

「使用上の注意」も、
販売時(購入時)から変わっている場合があるので、
常に新しい情報をチェックする必要があります。

厚生労働省「使用上の注意」の改訂について(一覧)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000063459.html

だったら、1000年以上も使われている、
大きな問題が無い「石けん」で十分ではないかと思ってしまうのです。

例えば、アレッポの石鹼も。
https://aleppo.co.jp/

それに、中性洗剤よりもアルカリ性の「石けん」のほうが、
適切だという指摘もあります。
台所洗剤のコロナウイルス感染の低減効果は石鹸より低いので、
石鹸で手を洗ってください。
石鹸はアルカリ性です。
アルカリはウイルスの膜のタンパク質を変性させ、
消毒効果が単なる界面活効果を持つ薬剤より高いです。
https://www.facebook.com/hideshige.takada.9
2020年4月16日より引用

参考サイト:シャボン玉石けん
「石けん」と「合成洗剤」の違い
https://www.shabon.com/message/index.html

それから、水洗いだけでも問題ない場合があるようです。
つまり、状況判断・・・
ウィルスの付着状況をイメージすることも重要だと思います。

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